女性が工学部進学すると縁遠くなる？

　カゼがピークに達していて、熱と咳がひどいので軽い話題で。って、いつも軽い話じゃないか、って話もありますが。それにしても咳って体力消耗しますよねえ。
　昨日、一昨日と立て続けに二人の方から偶然「内田さんは工学部に進学するとき、抵抗感なかった？」という質問を受けました。実は、まーったくなかったんですよね。理系進学することで「縁遠くなる」と敬遠する女性も少なくないかと思います。理系分野の中でも工学部は特に。でも、私の場合そこまでアタマが回らなかったんですよね……視野も狭いし、先読めないし。猪突猛進だし、と。
　数日前に話題になっていたid:Banyouさんの「万有引力 - はてなダイアリーが女子ウケしない理由」とか読んで、改めてそうなのか〜と思ったくらいの私ですから（私的なブログであるid:kasokenもはてなダイアリーですし。はてな記法とか大好きですし。読みに行く女性の書いたブログもほとんど、はてなダイアリー）、このあたりの感覚が相変わらずわかっていないのかもしれません。
　そもそも、私が理系を志望した理由はいろいろなところで何度か書いていますが「機動戦士ガンダム」を見て宇宙コロニーを作りたい、と思ったのがきっかけです。あとは、アメリカのTVドラマのナイトライダーに登場する女性メカニックがかっこいい！　と憧れたのもきっかけのひとつ。思い出してみたら小中学生の頃から「工学志向」だったのかもしれません。で、自分が理系科目が得意でないのを自覚していたのにも関わらず、理系を志望したというわけです。あと、高校の化学の先生であった盛口襄先生*1が、化学の授業をぜーんぶ実験で構成してくれて、化学の面白さに目覚めてしまいました。その盛口先生に卒業間際「化学だったら理学部と工学部、どっちが良いですか？」と聞いて、「工学部の先生に知り合い多いけど、面白い人が多いよ」とのお答え。もちろん、理学部の先生にも面白い方は多いと思いますが、まだ若くて素直だった私は先生のその言葉を信じ切って、入学時から工学部化学系を志望していた、というわけです。
　でも、女性が工学部進学すると縁遠くなるという話はホントかな、という疑問はあります。確かに「女らしさ」とは遠いイメージかもしれません。まあ、そのあたりもぼちぼち探っていきたいなと思っております。……が、まずはカゼを治します。もともと鈍いアタマがますます回らないもので使いものにならないっ！

*1:実験大好き! 化学はおもしろい (岩波ジュニア新書)などいろんな著作が。