第1回「都合学」ワークショップ

 システム創成学専攻の大澤幸生教授主催のワークショップのご案内です。チャンス発見という研究をされている大澤先生が、新たに挑む「都合学(Tsugology)」とは?? 大澤先生による説明を、はてなキーワードに作っておきました。こちらをご参照ください。


■ 都合学とは


 ワークショップのあとは「茶話会」ならぬ「酒話会」も用意されています。

第1回 『都合学』ワークショップ
The First Workshop on Tsugology

新しいトピックなので、講演者も聴講者も素人です。遠慮なく発言できる週末の午後を楽しんで頂きたいと思います。「チャンス発見」も、創始者たちの居酒屋の会話からスタートしました。

  • 日時:2010年2月27日(土)
  • 講演会: 14:00 - 16:00 (参加無料 / 受付13:30 - )
  • 酒話会(後述参照):16:15-17:30

(参加費1000円:単なる懇親会ではありません。)

  • 場所:東京大学(本郷)工学部8号館内(会議場は当日、玄関に掲示

http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_09_e.html


【講演】
14:00 - 14:50
講演1:「いま『都合学』に取り組む理由」
大澤幸生(東京大学システム創成学専攻・教授)
summary:
都合の表現と認知における不完全性を意識し、また制御することによって個人または集団にとって行動の効用を高める方法を探索することが、都合学の核心である。本発表では、スポーツ技能改善・交渉・ビジネスイノベーションという3つのドメインについて都合学の意義について語る。


15:00 - 15:30
講演2:「要求獲得と都合学
久代紀之(三菱電機(株)システムエンジニアリング部長)
summary:
製品の実現は、様々な意図と制約を繋ぐ線だといえる。それゆえ、製品設計において、都合(意図と制約)を常に切り離せないセットとして記述し続ける視点は重要だ。そこで本質的な問題は、ユーザと設計者の都合を、いかに“知る”かである。双方の意図と制約を認識して言語化し、かつ、充足することは意外に難しい問題である。製品設計を都合学の視点から俯瞰的にとらえ、多様なステークホルダーの都合を満足させる設計プロセスを考察する。


15:30 - 16:00
講演3:「都合を掘り起こすアナロジーゲーム」
中村潤(PWCコンサルタント(株)ディレクター;金沢工業大学ビジネスアーキテクト専攻・客員教授
summary:
様々なビジネスリソースを単語で表し、これを画面上で並べ替えて、グループごとに色分けしながらその意味を考え書き込んでゆく。ただこれだけの単純なゲームから、人は自分の意図に気付き、自分を縛っていた制約に気付いてゆく。これが、ビジネスに必要な発想を前進させ齟齬を解消してゆく原動力となる。


【酒話会】
16:15 - 17:30
(参加費1000円:発泡酒・スナック等の実費)
ShuwaKai: A Spiral of Drink, Talk, and Think

講演者を含むパネリストを囲む形で聴講者が座り、舌をなめらかに、頭を同じ高さにして議論してゆきます。


【参加申込方法】

以下の情報を、メールで

Subject: 都合学WS申し込み
To: takahisa.yoshida.onlab(at)gmail.com
Cc: 大澤西原研秘書(adachi(at)@sys.t.u-tokyo.ac.jp)
とし、以下の情報をお送り下さい。
氏名:
所属(任意):
参加動機(30字〜100字程度):