液晶の達人! 加藤隆史教授

8月25日に開催される工学体験ラボ(T lab)の講師のふたりめの先生をご紹介します。ちなみに現在、この工学体験ラボ、まだ枠が少し残っていますので、参加ご希望の方はお早めに!

 先生方に「キャッチコピー」をつけたくなったのは、ちょうど少し前に「世界卓球2007」をやっていて、各選手にキャッチコピーがついていたというのに影響された、というくだらない理由です。ちなみに、加藤先生には「機能性分子化学の貴公子」というのが最初の案だっったのですが「私は仕事人で華麗ではないので『貴公子』はこそばゆい」と……。結局、私の案がそのまま通ったのは幾原先生の「界面の覇者」だけでありました。文章やキャッチを作るのは先生方のほうがよっぽどお上手、と軽く凹む私でありました。

それはともかく。今回の工学体験ラボ(T lab)の講師である化学生命工学科加藤隆史教授の研究は、分子間力をコントロールすることで、「新しい機能」を持つナノ材料を作ることが主な研究テーマです。そのひとつの素材が「液晶」。最初に載せた写真は液晶ナノ材料がつくる光のパターンなのですが、万華鏡みたいで美しいですよね。今回、簡単な液晶を作る実験をすることができるとか。加藤教授室にお邪魔したとき、その液晶を見せてもらったのですが、さまざまな色があって、しかも偏光していてキレイ! 「これもいいでしょ〜、これもこれも」と見せてくれる加藤先生の顔は少年に戻ったようでカワイイのでありました(失礼!)。化粧品にも使える、という話も出ているようで、確かにアイシャドウとか口紅とか、こんな風に見る方向によって違う色になって光るのは良いかも〜と思った次第。