電子顕微鏡の見学編
第4回工学体験ラボ(T lab)シリーズの続きです。なんだか長期連載化していますが、あと2回で終了の予定デス。
工学部5号館での実験のあと、本郷キャンパスの一角にある弥生地区の総合試験所に移動しました。なんだか古めかしい看板ですが、中にある電子顕微鏡は何度か入れ替えられており、現在あるのは世界最高峰のもの。なんでも、アカデミックプライス*1で現価20億円とのお話。ひいいい、私の想像のかなたのお値段です。
さすがに装置は大きい! 巨大です。参加者のみなさん、高い天井を見上げていますが、この上の階にまで装置はあるのです。本体だけで建物の3階分を占めているというすごさ。
その電子顕微鏡を実際に操作しながら原子の配列を観察する参加者の方。待っている皆さんも、幾原教授をはじめとするスタッフの方々に熱心に質問を投げかけていて、たいしたものです。確かに、この電子顕微鏡を目の前にすると心動かされるものがあるでしょうし、ね。
私も遠慮なく、図々しく観察させてもらいました……が!首から提げていたPHSやらカメラをどんと机にぶつけてしまい、焦点を合わせていた肝心の部分をずらしてしまいました。うかつすぎる。そして申し訳ないです……。原子1つ1つのオーダーの世界なのだから、もっと慎重に行動すべきなのはわかっているのに。近くを走っている地下鉄千代田線の揺れに影響を受けるくらい精密さを要求される観察なのです。
「変革する大学」シリーズ 東大工学部 2005-2006年版 (日経BPムック―「変革する大学」シリーズ)
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*1:少し割引があるようです。パソコンのソフトのように(?)