工学部怪談話

 企画委員会に出席された広報室長・堀井秀之教授が仕入れてきたタレコミ貴重な情報を頂戴しました。というわけでご紹介。私も今の今まで知りませんでした。
 工学部1号館の付近に「蛇塚」と呼ばれる石碑があります。これ、大正初期から「本郷通り寄り北隅」→「旧工学部本館中庭」→「現位置(1号館新営に伴って)」と移動したのですが、この塚を移動するものに「必ず不幸がある」という伝説があるとか。その移動のたびに当事者に不幸が生じたというハナシ。ひいいい。
 なんでも、前田家の時代に不義をはたらいた奥女中を「蛇いっぱいの部屋の中に閉じ込めて折檻し、処刑した」場所とのこと。そして、今も付近を通ると蛇が通るという怪談も……。ひいいい。

 せっかくだから、写真でも撮ろう! と思って付近を探してみたのですが、見つからずじまい。自分の出身地の5号館と、今いる11号館の近くだからすぐ見つかるかと思ったのに。私の方向オンチも筋金入りだわ。っていうか、怖がっていたかたら見つからなかったのでしょうか。頭の中で般若心経を唱えながら……という、後ろ向きの心持ちがいけなかったのかも。ちなみに、研究室に戻ってきて秘書のUさんに伺ったら、あっさり見つかりました。っていうか、研究室の窓から見えるじゃない〜。でも、写真に撮って「なにか」あったらやっぱり怖いし! ということで写真ナシでご勘弁ください。こちらのサイトに写真が掲載されています。

 手元にあった東京大学本郷キャンパス案内には「お化け灯篭」って名前で紹介されているし!ひいいい。今、この蛇塚のある中庭は工事中なのですが、やはり移動されることはないのでしょうね。

 こんなサイトも発見したのでご紹介。蛇塚のことも載っています。

駒場銀杏並木の葉が落ちるまでに彼氏ができなければ、在学中に彼氏はできない。」
笑い話とともに語られ、一聞して和やかながら、何とも差別的で酷い伝説である。
御存知「銀杏並木伝説」、恋愛を織り交ぜた分かりやすくキャッチーな伝説。

うん、これはこれで入学間もない東大女子を震撼させたものです。