今さら謹賀新年


 みなさま、明けましておめでとうございます。こんな遅れた時期に今さら何を!!という感じで申し訳ないところですが、Wikipediaの説明によると「元々は15日までが松の内」ということで、ご容赦ください。これからも、この東京大学工学部広報室のブログを更新してまいりますので、今後とも何卒よろしくお願いします。読者のみなさまにとっても良い一年となりますように!

 化学システム工学の大久保達也教授(副広報室長)より、お年玉を頂戴しました。それが上記の写真です。私がファインマン萌えということで、先生がカリフォルニア工科大学にいたときの写真を送ってくださいました。カルテク(カルテック)の学部生用の寮で先生が見つけたレリーフです。せっかくなので大きい画像で。
 写真では見えにくいけど、真ん中のゼウスのような全能の神みたいになっているのが物理学者R.P.ファインマン。で、周りにいる神々は、パスツールニュートンコペルニクスアルキメデスユークリッドダ・ヴィンチ、フランクリン、ダーウィンという具合。業績だけで考えればこの真ん中に来るのはファインマンなのはどうか? ってところですが、それだけカルテクの学生たちに愛されている名物教授、ってことは確かなようですね。彼が手術で輸血が必要になったとき、学生たちがこぞって献血したとか。彼が亡くなったときは、校舎に"WE LOVE DICK*1!"という垂れ幕がでかでかと掲げられた*2、なんて泣かせるエピソードも残っていますし。

 なんだかこれは工学部広報室のブログのネタとしてアリなのか? 公私混同じゃないか、という声が聞こえてきますが、私以外にもファインマンのファンは多いでしょうし(多いはずっ!)、一応カリフォルニア「工科大学」の話ということで。

*1:ファインマンの愛称。

*2:まるで「○○高校甲子園出場!」のように。