飛べ紙ヒコーキ 愛好家と東大が検証試験

 宇宙ステーションから地球に降りてこられる紙飛行機つくりに、日本折り紙ヒコーキ協会と東京大のグループが取り組んでいる。17日、同大の風洞を使って検証試験をする。
 実験には長さ8センチ、スペースシャトル形に折った紙飛行機に耐熱処理をしたものを使う。東京大柏キャンパス(千葉県柏市)にある実験用超高速風洞の、マッハ7の高速気流内で耐熱性や強度を調べる。
 スペースシャトルなどの宇宙船は帰還時にマッハ20ものスピードになり、空気との摩擦で高温になるため、表面に耐熱の特別な工夫がいる。紙飛行機は軽いので、空気の薄いところから減速し、低速で着陸できる。燃え尽きることなく帰って来られるかもしれないという。
 鈴木真二東京大教授(航空宇宙工学)は「宇宙ステーションから平和のメッセージを付けて飛ばしたい。世界のどこに着陸するかわからないが、拾った人に届けてもらえれば」と夢を語る。

 先週にプレスリリースしたばかりの内容なのですが、こうしてとりあげられて嬉しい限りです。鈴木真二教授は、小さい頃から飛行機に魅せられた研究者であり、ご本人もとても親切で腰の低い魅力的な先生です。小型自動飛行ロボットでも書いていますが、先生の研究成果の小型自動飛行ロボットは工学部11号館のT loungeでも展示されています。
 こちらの記事のはてなブックマークでの反応も上々で、広報担当者としてはニヤニヤしてしまいます。ただブックマーク一番乗りのひとが「飛行機オタクの鈴木教授」とおバカなことを書いているのが気になります。