原子時計

 物理工学科の香取研究室の研究成果である「光格子時計」のはなしをしようかと思ったのですが、その前に原子時計の説明をしなきゃなーと思いまして、キーワード化しました。いえ、正直なところを書けば、光格子時計の話を書こうと思って勉強してみたのですが、頭が液状化してきたので「まずは一歩ずつ」ということで。
 ちなみに、現在の「1秒の定義」というのは原子の振動を利用したものなのです。詳しくは→原子時計にて。この最高の性能を持つ原子時計の精度では10-15だとか。といわれても「だから」「ふーん」状態なのですが、数千万年に一秒しか誤差が生じない、といわれれば少しはイメージがわくでしょうか。ちなみに、この超高精度原子時計に使われている、セシウムというのはアルカリ金属。ナトリウムやカリウムと同じ属ですね。この原子時計の精度をさらに1,000倍に高めることのできるのが新手法「光格子時計」といって、物理工学科の香取秀俊准教授の研究なのであります……ということで、待て、次号(来年になるかも〜)!