3/5 講演内容報告します。その2

東北関東大震災に被災された皆様へ
謹んで地震津波災害のお見舞いを申し上げます。


でも、こんなときだからこそ、それぞれの仕事を精一杯。
宇宙に挑む人間の知恵や夢、伝えることが、
力になると信じています。−


先日郷田先生の講演をご紹介した3月5日開催のサイエンスカフェ
今日は、航空宇宙工学専攻教授中須賀先生の講演、
 宇宙に挑む工学
 −超小型衛星による新しい宇宙開発と宇宙の謎探査−
ダイジェストです。


まずは、いつものタイトルから。
(ちょっと、おなじみになってきた感のある表紙、
中須賀先生の手掛ける衛星の写真が並びます)


打ち上げから人工衛星切り離し、
ロケットと衛星の違いからスタート。
そして、なぜ衛星は地球の周りを飛び続けることができるのか、
小学生にはちょっと難しい説明ですが、
できるだけ、噛み砕いて・・・



高速で飛ぶからこそ、と納得。


続いて、大きくなり過ぎた衛星の問題点と、
先生たちの考える衛星革命についての説明が続きます。



そして、まずは入門編の手作り衛星、CANSATのご紹介。
まさに、工学部ならではの衛星のトレーニングです。


発射場での秒読み。ときどきは、日本語のリクエストがあるそう。
「ご、よん、さん、に、いち、ぜろ、・・」
別の発射スイッチを押してしまって、不発に終わった御愛嬌場面も。


そして、8年目の今も元気に地球の周りを周回するCubeSat
1辺10cm、秋葉原部品大活躍の手作り衛星です。


この衛星から送られる画像です。
登録した人には、画像の配信サービスも。
中須賀先生は、小型衛星のプロジェクトNPOも立ち上げていらっしゃいます。


ロケットは、赤道に近いところから打ち上げた方が、有利。
ということで、打ち上げはブラジルを予定。


ここでの打ち上げのために、予防接種をいくつもしていくんですって。
 大変・・・


講演後、
「衛星には予防接種はいらないんですか?」
という、ユニークな質問が小学生から飛び出しました。
郷田先生から、「衛星の心配をしてくれてありがとう」
 きちんと子供の気持を受け止めてお答えいただきました。


ナノジャスミン衛星、果たして打ち上げは成功するでしょうか?
そして、天体に関するたくさんのデータを集め、
宇宙の謎が、少しずつ明らかになっていく・・・


2011年8月以降の打ち上げ、どうぞお楽しみに。
その打ち上げ後に、またお話が聴きたい!というたくさんの声も頂きました。


次回のサイエンスカフェもお楽しみに!!