風力発電最前線
6月8日、NHKの取材に同席、
社会基盤学科の石原教授の「風力発電」について、勉強しました。
まずは、浅野キャンパスにある、風洞実験室に集合。
風速15m/sの風を体験できちゃう、スケールの大きな施設。
5m/sでも、かなり涼しい。この時期ちょっと気持ちいい♪
でも、15m/sは、ちょっと怖い。
インタビュアーさんも、上着をはためかせながら、の姿を撮影してました。
高校生の見学でも、この実験施設、なかなか好評だとのことでした。
研究のインタビューで印象的だったのは、
シミュレーションの検証のために、
福島沖37km、今はない天然ガス田採掘用のタワーのてっぺん90mの位置に風速計をとりつけ、
光ファイバーで信号を伝送したこと。
誤差5%以内のことを確認したそうです。
何と言ってもガス田。爆発の危険のある場所での計測に、
電気は使えず、避雷針も4基を建てたそう。
うーーーん、すごいですね。
確かに、計算しただけでは、それが正しいことを証明できない。
信頼に足るデータだということを、確認することも、とても大切。
そして、色々とご説明いただいた山口先生。
もとは、理学部で気象を専門にされていたとか。
確かに、風力発電には、
そうした自然の現象への理解が大切ですよね。
風力について、土木について、機械について、電気について、
シミュレーションや計算、気象についても理解していないとできない。
まさに、インテグレートされた学問、だという気がしました。
奥が深いです。
そして、石原先生のPCの風車の美しい映像にも、魅了されました。
洋上の、しかもライトアップした風車のきらめき。
本当に、絵葉書みたいでした。
ごめんなさい、お見せできないのが残念、と書いていたら、
石原先生から、出典つきなら、ということで画像を頂きました。
素敵でしょ!!!
また一つ、工学の魅力に触れた気がしました。
少しでもその魅力をお伝えしたいと、気持を新たに。
石原先生のご研究はこちらから
http://windeng.t.u-tokyo.ac.jp/ishihara/
WEB掲載の記事もあるそうです。
http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20110510/zsp1105101019001-n1.htm
石原先生、色々とご協力、ありがとうございました!!
益々の研究のご発展、お祈りしています。