知の構造化

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 今さらながら、ですが7月16日に放映されたカンブリア宮殿の小宮山宏総長の回を見ました。副広報室長であり、今度の第4回・工学体験ラボ(T lab)の講師でもある大久保達也教授(化学システム工学)のところにお邪魔したところ、見逃してしまったその番組を焼いたDVDを発見したので、無理やり奪ってお借りしてきたのでした。
 学内の「技術」を売り、産業界と連携して資金を調達する……という大学運営は、いかにも工学系出身の「工学部マインド」だなという感想。そして「企業は10年後が読めることはやるけど、先が読めないことは単独ではやらない。それを大学と一緒にやりたいと思っている」という発言にも納得であります。
 小宮山総長は、工学部化学システム工学科のご出身。余談も余談になりますが……工学部化学系三学科(応用化学・化学システム工学・化学生命工学)は、まとめて「5号館」と呼ばれるます。三学科が5号館にあるから「そのまんま」の呼び方なのですけど。そして、私が応用化学科にいた頃、小宮山宏総長と小宮山真教授(先端科学技術センター・化学生命工学)が兄弟揃って5号館にいらっしゃったんですよね。写真では似ていない、と思われるでしょうが、同じものを食べて育ったせいか(?)仕草とかがなんとなーく似てらっしゃる。で、私が二人を「見間違うこともあった」なんて話をすると「さすがにそれはナイ!」といろんな方からツッコミを受けるのでありました。よほど不真面目な学生だったのでしょうか、私は。
 「知の構造化(知識の構造化)」というのは小宮山総長のが提唱して推進していることのひとつ。というわけで、はてなキーワードに作ってみました。工学部が中心となって知の構造化プロジェクトというもの動いています。これを見ると、ひとつの学問分野は、他との「つながり」を理解し、全体像を俯瞰しようとしないと先には進めないんだろうなということを痛感。このことは、学問分野に限らないのでしょうが。