東京国際学生会議&工学部の学生・卒業生は?

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今年の12月11日〜15日に東京国際学生会議という学生主体のイベントが開催されます。国際交流活動に関心を持つアジア各国の学生が集まり「次世代の国際的リーダーとは」というテーマなどについて6日間をかけて豪華ゲストの話を聞いたり、ディスカッションをするという、若者の頼もしいプロジェクトです。
 もちろん、真面目なものばかりではなく、海外の学生さんを呼ぶわけですからプログラムを見るとわかるように、東大見学ツアーとか"Zen Meditation Activity"とか"Optional Tour"なども用意されているようですね。

 この学生会議自体は工学部のイベントではないのですが、代表の長山大介さん、副代表の恩賀万理恵さんが、広報室長・堀井秀之教授の社会基盤学・国際プロジェクト研究室に所属しているのですね(参照:Our staff)。
 先日、同じく執行部の副代表の荒川あゆみさん(農学生命科学研究科・農学国際専攻)と3人が堀井先生と打ち合わせしているときに、私も呼ばれまして。堀井先生に「内田さん、こういうの好きでしょ?」って。

 私は大学時代AIESEC(アイセック)というサークル(というかNPO)に所属していました。正式名称が「国際経済商学学生協会」というぐらいですから、文系の学生さんがほとんどです。が! びっくりすることに私の臨席の国際プロジェクト研究室の岸香奈子助教もかつてアイセックに所属していたとか。わーすごい巡りあわせです。そもそも、一学年50〜100人のところ、理系は1〜2人しかいないのに。それを知っていた堀井教授の発言が上のものになる、ってわけです。

 今のアイセックの活動は、海外インターシップ事業が中心のようですが、私のいた頃は「企画を立てて、海外の学生と一緒に何かをする」という企画中心の団体でした。で、私が参加したことあるのがTTUTT(Taiwan-Tokyo United Training and Tour)というもの。台湾大学の学生さんと一緒に、未来のリーダーシップ像についてディスカッションする、という企画だったわけですが。まあ私は「台湾に渡航費だけで行ける〜」「台湾の学生さんと遊べる〜」「台湾料理、食べたい〜」という不純な動機で参加したという不届きものでございます。そのときの実行委員長が高島宏平氏で、彼も工学系出身(物理工学科*1)→工学系研究科・情報工学専攻)。学生時代から起業して、今はオイシックス株式会社の社長です。

 で、今回の学生企画会議の長山大介さんにお会いしたとき、名刺を2枚頂戴したんですね。あとから見たら……びっくり! 2枚目の名刺は自ら起業した会社や、副社長や取締役をやっている会社が3つも並んでいる。わー、上記の高島氏と何やら近いニオイがしたのですが(……失礼)、やはりそうでしたか〜。

 東大工学部の出身者には学生時代から卒業後もユニークな活動をしている人が少なくありません。就職先を見てもさまざま。東大工学部の「入り口から出口まで」*2の幅広い学習・研究ができる環境、そして社会との接点があるという特徴が現れている気がします。

*1:……と、私は記憶している。

*2:副広報室長の大久保達也教授のセリフ。