大学教育力の国際比較に関する国際ワークショップ

 「世界の大学ランキング」といえば、皆さんがすぐに思いつくのはTimesの別冊THES(The Times Higher Education Supplement)による大学ランキングでしょうか。ちなみに、東京大学は2007年度では17位。また「研究」面でいうランキングでは、トムソンサイエンティフィックのサイテーション・インデックスに? こちらは東大は13位。上位10校に入っていないじゃないか、と言われがちではありますが、非英語圏ではトップを保っているのです。
 とはいえ、この手のランキングは難しいのです。いろんな指標があり得ますが「教育活動」というもっとも数値化しにくいものが表に出ない。そこで、このれらの大学ランキングが教育の質を高めることを阻害するのでは?という恐れも……。
 そこで、東京大学では工学系研究科主催で以下のワークショップを開催します。

  大学教育力の国際比較に関する国際ワークショップ
   東大、バークレー、ケンブリッジ、イェールの教育力比較

 上記の各大学の教育カリキュラムや指導状況などを比較して、各大学の特徴を引き出すワークショップです。
 「やっぱり日本の大学はダメだよね〜」と言う前に、ぜひ一度上記のワークショップに参加されてみるのもいいのではないでしょうか。多面的な見方ができるようになることは何より、ですもの。上記のようなことを言う人に対して「いやいや、教育という数値化しにくい面で考えるとね……」と講釈を垂れることができます(!)。
 参加費は無料、先着300名です。申込先などの詳細はこちらから。ちなみに、実施責任者が広報室長であり社会基盤工学の堀井秀之教授です。