飛行機はどうして飛ぶのでしょう?

 先日、ある出張で国内線の飛行機に乗りました。
1時間くらいと短いフライトだったのですが、場所が窓際で、ちょうど翼が見える特等席でわくわくしてしまった私。昔は飛行機が怖くて苦手だったのに、いつの間にか子どものように楽しんでいるのでした。
 ……えーと、これは「幼児退行」ではなく、この工学部広報という職にいるうちに科学技術をより信頼できるようになったからだということにしてくださいませ。学生時代は、かつての担当教官だった北森武彦副研究科長が「僕、飛行機のテストパイロットにもなりたかったんだよね〜」なんていうのを聞いて、かなーりヘンじゃないの? と失礼な感想を持ったものですが*1

 で、先日仕事がらみである人と飲んでいる席でその話をしたら
「僕、あの人数載せてあの重い飛行機が飛ぶなんて、未だに信じられないんですよ!」
と。それでもキミ、飛行機乗っているじゃない、と突っ込みつつも、一方できちんと答えられない私が情けない。

 でも、でも、航空宇宙工学科の鈴木真二教授がわかりやすーくこちらのページで解説してくださっているんですよ! くだんの彼には「これを読め」と言っておこうと。

 かがくナビ:実験のテーマ 『飛行機はどうして飛ぶのでしょう?』

 実験を通して解説していて、しかも動画も用意されています。贅沢です。飛行機が飛ぶという摩訶不思議な現象がおきるのは、空気のおかげなんです、空気!

 鈴木先生NHKサイエンスゼロのゲストコメンテーターもしていらっしゃいますし、研究成果の素晴らしさのみならず、若い層へのアウトリーチ活動にも熱心というありがたーい存在です。広報担当、不要です。だって、広報担当の私が「飛行機はなぜ飛ぶか」ってことを説明できなくても「航空宇宙工学のプロ」兼「紙ヒコーキおたく」*2がわかりやすく解説しているんですから。すごいでしょ?←というと、身内自慢そのものですが、実際身内自慢です。
 脱線しますが、鈴木先生、あんなにお忙しくいろんな活動されているのにも関わらず、秘書さんなしでお仕事をされているとか! しかも、ひとつひとつの対応が丁寧です。これってデキの悪い私から見ると驚異的。鈴木教授の仕事術というビジネス本も書けちゃいそう。

 というわけで、ぜひ上記の「かがくナビ」のコーナーをご覧くださいませ。

【参考記事】小型自動飛行ロボット - T lounge blog::東京大学工学部広報室

*1:あ、でもテストパイロット志望は未だに「変わっている」と思います! だって、命かけてるんだもの〜。

*2:ご、ごめんなさい……。