第4回工学体験ラボ・概要報告


 8月25日(土)に、高校生向けの「第4回工学体験ラボ」を開催しました。詳細は少しずつお伝えしていきますが、まずは全体の個人的な感想から。
 やはり、終わって感じたのは「体験型」というイベントにはこだわりたいな、と思ったこと。実際に体験できる人数は限られてしまいますが、話を聞くよりも、会話をするほうが印象に残りやすい(だからこそサイエンスカフェが流行っているのでしょう)。でも、さらに血肉となってあとあとまで記憶に残るのは「体験」にかなわないと思うのです。私が今まで体験した中での(広義の)サイエンスのイベントとして最高峰として勝手に位置づけているのがダイアログ・イン・ザ・ダークという体験型の催し。だって、参加したあと、世界観変わりましたもの! 講師をする教授陣にはご負担が大きいものですが、自ら手を動かし、実験・見学や移動中に先生方に気軽に質問をぶつけている参加者の皆さんの姿を見て、この形のイベントっていいな〜と自画自賛。っていうか、先生方、スタッフ、学生アシスタントのみなさまのご尽力のおかげで成り立ったようなものなので、私はろくに……なんですけど。私自身には今後の課題はたくさんあります。今後、より良いものにするためにも、参加者のみなさんにも喜んでいただくためにも、頑張らなければ! あとは、このイベントの結果をコンテンツ化して配信することも大きな課題。そうすれば、なるべく多くの方に追体験していただける。
 上の写真は事前の準備段階のところです。T loungeにある100インチモニターに、液晶が温度で相転移する様子を映し出そうと、加藤研究室から顕微鏡を持ってきてくださったのですが、ここの100インチモニターでは簡単には映し出せないことがわかり(この辺の技術的なことはさっぱりの情けない私)……。加藤研の方々と、情報システム室のYさんが文字通り汗水流しながら、しかも加藤研でサーバーとして使っているパソコンを持ち込んで(!)、右の写真のようにダイナミックに顕微鏡から見る液晶の変化する様子をモニターに投影できることになりました。すごいでしょ〜。本当は動画でお見せしたいところです。