小型自動飛行ロボット


 T loungeには航空宇宙工学科の鈴木・土屋研究室研究成果である小型自動飛行ロボットが展示されています。赤・黄色・黒の配色が効いていて、なかなかステキ。右の写真を見ると「大きいラジコン?」なんて思われる方もいるかもしれませんが、違うんですっ! これは、小型コンピュータ、超小型半導体センサーそしてGPSまで搭載している立派な子。自動操縦も、手投げ発進もできるので、災害時のような緊急時にも空中撮影ができますし、撮影した映像を携帯電話回線でモニターすることができるお利口さん。
 横幅が1.2mなので、実物を見ると「手投げ発進、できるの?」と思ってしまった私ですが、なんと重量が1,250g。それは軽い! だったら余裕ですね。そんな軽くて小さいのに様々な機能が詰まっている飛行ロボットなのです。

 鈴木真二教授のことはNHKのサイエンスZEROのゲストコメンテータをされているので、ご存知の方も多いでしょう。

 鈴木先生のサイトにある「揚力はなぜ発生するか」の揚力の間違った説明およびニュートンの空力理論は刺激的で楽しいサイエンスライティングとなっております。ぜひぜひご一読を! とにかく、鈴木先生の「飛行機に対する愛」を感じますね。鈴木先生は紙ヒコーキ博物館の名誉館長をされていて、趣味は紙飛行機。「変革する大学」シリーズ 東大工学部 2005-2006年版 (日経BPムック―「変革する大学」シリーズ)にも書いてありますが、小学生の頃から飛行機少年でその夢を追いかけて今の研究をされている、という方だけあります。ぜひお話を伺いたい先生です。いろんな飛行機オタクマニア話が伺えそう!