「理系R25」に古澤明教授が登場


 女性が見ても面白い無料情報誌R25で現在「理系R25」が配布されています。いや、これは面白い。「オトコを理系にする情報マガジン」と銘打っているのですが、理系出身でも、そうでなくても、オトコでもオンナでも楽しめます。また、切り口が上手いので、25歳というかもっともっと若い年代層でも楽しめるんじゃないかな〜。科学技術コミュニケーションをしたい人にとっても「お手本」となりそうです。「科学技術の入り口」のひとつとして参考になります。たとえば

  • 文科系のための科学力検定
  • 現役ロボ博士が解説する漫画ロボ博士のスゴさとは
  • "理系人"なら誰もが知ってる『キムワイプ』ってなんだ??

とかとか。「現役ロボ博士〜」のコーナーなんて、アトムの生みの親である「お茶の水博士」「天馬博士」、鉄人28号の「敷島博士」、アラレちゃんの「則巻博士」。彼らのなかで「結局、誰が一番の天才?」と現役のロボット研究者たちが「判定」しているのです。
 あと、キムワイプのコーナーなんて、理系出身者が見たら懐かしくなるかも。
 これは、Nikonが提供している冊子なので、そのPRも多く入っていますが、それはそれで上手。だってー。今、デジタル一眼レフ人気でしょ。で、そのCMのキャラクターがキムタクでしょ、絵になるのよ*1

 で! 東大工学部として特筆すべきは、量子テレポーテーションの研究で何回かこのブログでも取り上げた、物理工学科の古澤明教授が登場していること(16〜17p)。……いや、古澤教授がかつてニコンに就職していた、という関係もあるのですが。とはいえ、古澤先生、NHKの「プロフェッショナルの流儀」といい、とにかく各種媒体でひっぱりだこですね。それだけのヒーロー的科学者なわけですが。

 ……というわけで、工学部広報室でも、古澤先生のように夢を与えてくれる「ヒーロー」「ヒロイン」研究者をもっとアピールしていかないとな、とこの「理系R25」を見て広報担当者としては考えさせられたのでありました。

*1:私自身は好みではないが、男女ともに人気が高いのはよくわかります。個人的には佐藤浩市だったらもっといいのになーと←誰も聞いていない。