第5回工学体験ラボ「工学とデザインのコラボレーション」がテーマ←申込は終了しました

応募者多数のため、お申し込みを終了とさせていただきました。応募して下さった皆さま、ありがとうございました。


 工学部広報室で続けてきた工学体験ラボ(T lab)の第5回のお知らせです。今回は、少し趣向を変えました。最先端の工学研究とデザイン(意匠)との出会いをテーマに、「グループ対抗のデザインコンテスト」を実施します。

 こう書いてもちょっと意味がわからないかもしれませんが、今回の講師である染谷隆夫准教授*1の研究テーマである有機トランジスタ有機トランジスタの説明は、以前こちらのブログでも書きました。
 人工皮膚の手と握手!・有機トランジスタ - T lounge blog

 「『伸び縮みするディスプレイ』という技術がここにあります。それでは、それを使ってあなたは何を作りますか?」

 というのが今回の「工学体験ラボ」のテーマです。こちらの染谷先生の研究結果、すごいんですよ。8月に発表されたのですが、サイエンス界の超一流誌の両横綱Science誌Nature誌の双方に掲載された成果です。国内でも、朝日、読売、毎日、日経、日刊工業さんなど各紙で取りあげていただきました。贅沢なテーマでしょ?

 人数をぐっと絞り、20名。4人ずつの5グループにわかれて、知恵とアイディアを出し合うワークショップをしてもらいます。プレゼンテーションの形式は問いません。粘土を使って表現してもいいし、紙芝居形式で説明してもいいですし。コンテスト形式なので、優秀作品も決めます。
 工学と(意匠のほうの)デザインは遠いのではなく、非常に近いものです。そして、テクノロジーは使い方次第で世に広まり、生活に密着するものです*2。それを、3時間の間に体験していただけたら、と思っています。短い時間ですが、ぎゅっと濃い体験が可能な贅沢なイベントだと思います。ご応募、お待ちしております。
 こちらの工学体験ラボですが、本来、対象者は高校生、高卒生です。チラシにもありますとおり、保護者、先生の見学も歓迎。また「我も!」と思う方は「将来高校生になるかた」「少し前まで高校生だったかた」もご応募(またはご相談)くださいませ。応募先は
ut.tlab@gmail.com
です。
このイベントの詳細は以下になります。

第5回 工学体験ラボ
「工学とデザインのコラボレーション〜グループ対抗デザインコンテスト〜」
講師 : 染谷隆夫准教授
(工学系研究科量子相エレクトロニクス研究センター)
    乙部博則氏
(インダストリアルデザイナー、株式会社アイ・デザイン/チーフデザイナー)

日時: 2008年10月18日(土)13:00〜16:00
場所: 東京大学工学部11号館1階 「T lounge
定員: 20名
実施の流れ:
(1) 染谷准教授の有機エレクトロニクスによる講義
(2) グループにわかれて「伸び縮みするディスプレイ」をテーマに何をデザインするか検討
(3) グループごとにプレゼンテーション
(4) 講師たちによる評価、優秀作品の表彰
参加費:無料
申込方法:下記必要事項をご記入のうえ、E-mailでお申込みください。
(1)氏名 (2)フリガナ (3)学年 (4)郵便番号 (5)住所 (6)電話番号 (7)講師への質問(あれば)
申込先: ut.tlab@gmail.com
※応募者多数の場合、先着順となりますのでご了承ください。
参加者にはご案内をお送りします。
お問合せ: ut.tlab@gmail.com (工学部広報室)

*1:現在、広報室の副室長も務めていらっしゃいます。

*2:たとえば、加速度センサーという技術。あれは任天堂Wiiというゲーム機であんなに広まって、多くの人に楽しまれるようになりました。