ペン回しロボット

 「ペン回し」がブームのようです。

 手の指や甲でペンをくるくる回す「ペン回し」がブームだ。はまり過ぎると受験に失敗するとの風評から「浪人回し」とも呼ばれた約20年前の流行時より、技は多様化し、高度化した。アジアや欧米でも上級者がインターネットの動画サイトで巧みな技を披露している。近く初の全国大会も開かれる予定だが、なぜいま人気なのか。上達のコツは何だろうか。
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■ロボットもくるくる
 東大大学院情報理工学系研究科では「ペン回しロボット」の研究が進む。講師の並木明夫さんによると、視覚と触覚センサーを持つ産業用ロボットハンド研究の一環という。「ペン回しは人間の手ができる高度な技の象徴。ロボットの能力を試したかった」
 実験の結果、ペン回しでは回転軸をぶれさせず、動きを途切れさせないことが重要とわかった。ロボットの「目」や「触覚」がペンの位置を確認し、回転中にペンの位置がずれると補正する。初級の技は完璧(かんぺき)だ。
 「速さと正確さでは人間を超えています」と並木さん。今後、技を増やしていきたいという。

 私も練習しましたよ〜ペン回し。中学の「授業中」に。私は中学受験のとき、塾に行かなかったので、同級生たちのペン回しをしている姿を初めて見て、衝撃を受けたのです。そこで、授業もそっちのけにペン回しに熱中……。さらに技術を磨く人もいたので、教室中はペンの落ちる音でうるさいうるさい。時効かもしれませんが、先生、ごめんなさい!

 この記事の最後に登場している石川並木小室研究室並木明夫講師。こちらの研究室はバッティングロボットや、クロノスプロジェクタでもエントリーで取り上げていて、ネタ満載なのであります(ネタ言うな!)。

 動画ももちろんありますよ〜ペン回しロボットの。ぜひこちらのページからご覧ください。最後に、ペンを落とす様子がかわいらしく見えてしまう私です。